奥脇郷子のホームデコレーションの世界「maison de campagne(メゾン・ドゥ・カンパーニュ)」
豊かな感性を育むためにフランス人の美意識に学ぶ「奥脇郷子のホームデコレーション」に「料理家 早川亜矢子の料理教室」「手芸家 石塚始子の手芸教室」のレッスンがあり、日常をセンスアップするための教室です。
※講座名の「maison de campagne(メゾン・ドゥ・カンパーニュ)」は、フランスの都会で暮らす人々が、週末やバカンスを過ごすための別邸を表す言葉です。緑豊かな田舎へのあこがれを込めた、いわば「田舎の別荘」の意味。
奥脇郷子 プロフィール
当講座の講師 プロフィール
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1回の講座のタイムスケジュール
1回3時間のお教室。レッスンの流れをご紹介します。
12:00 会場にお集まりいただきます。
12:00~14:00 奥脇郷子によるホームデコレーション・レッスン
14:00~15:00 マクロビオティック&フレンチのランチと料理教室
早川亜矢子「マクロビオティック&フレンチ」のオリジナルレシピはこちら!
毎月1回、年10回のカリキュラムで季節ごとのセンスを学ぶ
3月〜12月まで、年間10回のレッスンで年間を通して、カーテンやクッション、クロスなどのファブリックのコーディネイトや家具の配置の法則、部屋を美しく保つ方法など、ホームデコレーションの本質を学びます。
最近の作品
布張りのボックス ビーズのクロス 貝ボタンのクッションカバー
ファブリックとは、生地や織物のこと。
インテリアの世界では、生地や織物の総称から少し広い意味で用いられることが多く、カーテンやテーブルクロス、椅子やソファの張り布地、クッション、ベッドカバーなど、布を使ったものを全般にさす。布の壁装材を含めることもある。ファブリックはインテリアコーディネートの面では、重要なアイテムであり、上手にまとめることでセンスのよい室内空間を演出することができる。床や壁などに比べ、装飾的なものを選んだり、差し色として鮮やかな色のものを部分的に使うなど、コーディネート次第で好みや個性を反映することも可能になる。
ALL ABUOTより引用
過去の授業内容を少しだけご紹介いたします
4月
部屋の中のリネン使い
リネン(ここでは布類のこと)は、ホームデコレーションをするうえで欠かすことのできない要素の一つです。部屋をイメージチェンジしたり、空間に色を添えたり、また反対に色を消したり、暖かさをプラスしたり涼しさを感じさせたり、とその場にストーリー性を演出し、プラスアルファーの雰囲気を醸し出すのにとても魅力あるアイテムの一つです。布の持つ素材感,色、また使う分量などそれぞれのバランスを考えながら,カーテン,クッション,椅子カバー、テーブルクロスなどのデコレーションを楽しみましょう。ポイントは部屋のスタイルを決めてから布を選び、作る物を考えた方がよいと思います。布物の氾濫というイメージになるのはさけたいところです。
6月
バック ガーデン
建物を通り抜けて裏庭にあるバックガーデン。イギリスの一軒家には、たいていこのバックガーデンと呼ばれる裏庭があります。パリでは郊外にしか一軒家はなく、市内の建物には中庭が多く見られます。どちらも表通りに面して見せる庭というよりはとてもプライベートな空間という印象です。パリでは建物の外観からは想像もつかないくらいステキな中庭を目にして感激します。
我が家では建物の西側に白い塀で囲み、中にテラコッタとタイルのモザイクを組み合わせた庭というよりはむしろ外のサロンという雰囲気の空間を作りました。
裏山そのものを庭と考えていますので、植木や花はほとんど置かず、壁の白、木々の緑、建物のグレーのコントラストを楽しみます。壁の周りには、実のなる木、カリン、ナシ、キウイやザクロ等があります。
フランスでは庭には必ずテーブルと椅子が置いてあります。外での食事やティータイムは彼らの最高の楽しみのひとつになっているようです。私も紅葉の時期は大好きなフォンテーヌブローの森の金色に輝く葉を思い出しながらの、ここでの食事やティータイムはしみじみと幸せを感じます。「異次元とは別の空間ではなく別の時間域」だと聞いた事があります。バックガーデンで過ごす一時は、この説が説得力を持って感じられます。庭にテーブルと椅子を常備しておきますと、もうひとつの素敵なサロンを楽しむ事ができます。
10月
空間の“空気感”
空気感を言葉で説明するのは難しいですが、2年目を迎えている方々には、この空気感という感覚がわかっていただけると思います。それはその空間に一歩足を踏み入れたときに感じるもので、五感だけでなく、心の琴線に触れるような感じです。それは思考を超えて、一瞬のうちに直接感性を満たしてくれるような感覚です。私たちは外国の古い町を歩いているようなときに、その空間が醸し出す雰囲気(空間の色,香り、物たち)の中に歴史と幾重にも重なった人々の価値観を見て取ります。その空間は,京都であったり、パリであったり、イタリアの町であったりしますが、私たちの心にこうした感動を与えてくれる空間は、そう多くはありません。
私たちの日常はどちらかといえば利便性と習慣の中に流されている感がありますが、そこに少しだけアート的な目線で生活空間を見直しますと、生活にリズムとメリハリがつき、私たち自身も変われるように思います。そしてその中での試行錯誤が、実はとても大切なことなのです…。
そのことが日常的な空間に厚みを生み出して、最初に述べました“五感を超えた感動”にまで昇華すると思うのです。近頃はインターネットなどで手軽に世界中の事情を目にすることができますが、現実の空間ではこのバーチャルな二次元の世界では決して感じることのできない“空気感”を体験することができるのです。